自由なうさぎ

日々の備忘録 趣味でプログラミング

【WSL】ホームディレクトリを変更する方法!

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はじめに

今回はWindows Subsystem for Linux(WSL)の設定としてホームディレクトリを変更するという記事にしたいと思います。

Windows10にWSLをインストールする方法は過去記事を参考にしてください。

nakomii.hatenablog.com


nakomii.hatenablog.com


ホームディレクトリを変更したくないという方に向けてもシンボリックリンクを作成する方法も載せます。



さて、WSL Ubuntu 16.04 LTSがインストールされている場所はデフォルトで以下のような深いパスとなっています。

C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Packages\CanonicalGroupLimited.Ubuntu16.04onWindows_79rhkp1fndgsc\
LocalState\rootfs\home\Ubuntuのユーザ名

これではアクセスするのに面倒です(笑)

最初はAppDataがどこにあるのか分かりませんでしたが、AppDataは隠しファイルになっています。

エクスプローラー→表示を選択→隠しファイルを表示 そうするとAppDataが表示されると思います。

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ホームディレクトリ変更

全体の手順

・ホームディレクトリにしたいフォルダ作成(例:Cドライブ上にubutu_homeなど)
Ubuntu起動
・sudo vim /etc/passwdでvimエディタ開く
・iキーで編集モードにする
・/home/ユーザ名の部分変更
・:wqで保存
Ubuntu閉じる
pwdでホームディレクトリ確認


では解説します。まず、WSL Ubuntuを起動し以下のコマンドをいれます。

sudo vim /etc/passwd


すると、vimエディタが開きます。矢印キーを操作していくと、以下のような自分のユーザ名が書かれた行が出てくると思います。

Ubuntuユーザ名:x:1000:1000:"",,,:/home/ユーザ名:/bin/bash

編集するにはキーボードのiを押すと編集モードになります。

この /home/ユーザ名の部分を /mnt/c/任意のフォルダなどに変更してください。
注意点として先にホームディレクトリにしたいフォルダは作成してください
以下に例を示します。

Ubuntuユーザ名:x:1000:1000:"",,,:/mnt/c/ubuntu_home:/bin/bash

入力が終わったらEscキー→ :wqで保存します。

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Ubuntuを閉じた後、再起動しpwdコマンドでホームディレクトリを確認してください

pwd

指定したパスになっていれば成功です。あとは元のファイルにあったbashファイルなどを新しいホームディレクトリにコピーしてください。


シンボリックリンク作成


シンボリックリンクとは一言でファイルのショートカットみたいなもので便利です。
また、シンボリックリンクを削除しても元のファイルに影響はないです。

以下参考記事です
シンボリックリンクとは



作成手順としては簡単です!
まずはシンボリックリンクを作りたい任意のフォルダを用意してください。
コマンドはたった1行です!

ln -s /c/ユーザ名//AppData/Local/Packages/CanonicalGroupLimited.Ubuntu16.04onWindows_79rhkp1fndgsc/LocalState
/rootfs/home/ユーザ名 /mnt/c/任意のフォルダ


コードの左側はUbuntu16.04でスペースを挟んだ右側はシンボリックリンクを作る側です(ユーザ名や任意のフォルダ名などは読み替えてください)。


おわりに

以上になります!長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。