自由なうさぎ

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【基本情報技術者試験過去問解説】平成20年秋 実数aとの関係式

基本情報技術者試験の過去問解説2回目になります!

これから感覚的に分かりにくい問題の解説をしていきたいと思います。

【平成20年春 問5】
「実数aを引数とする関数int(a) は,aを超えない最大の整数値を返す。たとえば,
 int(8.9) = 8
 int(-8.5) = -9
である。整数 b と正の小数c(0<c<1) に対して,
 a = -(b+c)
が成り立つとき
 a-int(a)
をcを使って表した式はどれか」

【選択肢】
「ア」c
「イ」-c
「ウ」1-c
「エ」c-1

解き方

イメージしやすいように「b」と「c」に具体的な数値を入れてみましょう。

整数b = 2
正の整数c = 0.4

とすると、a = -(b+c)は・・・

a = -(2+0.4) = -5.4となります。

この時、a-int(a)に当てはめてみると、

a-int(a) = -5.4-int(-5.4) = -5.4-(-6) = 0.6

つまり、a-int(a) = 0.6です。

上記の関係式をcを用いて表すので(ここでcは具体的な数値として設定した0.4)、選択肢に当てはめていきます。


「ア」c = 0.4 →×
「イ」-c = -0.4 →×
「ウ」1-c = 0.6 →〇
「エ」c-1 = -0.6 →×

答えは選択肢「ウ」になります!